困難は成長の糧。太鼓の打撃は強いほど良い音がでる~カルマヨーガより。
カルマヨーガというヨガがあります。
カルマ=クリ(=古代サンスクリット語)「~する」行為や働きを意味します。
カルマヨーガでは「困難は成長の糧」だといいます。
太鼓は打撃を与えると、音がでます。
「困難や不幸な出来事=太鼓の打撃」で、「成長=音」だといいます。
困難が大きい(太鼓への打撃が強い)ほど、大きく成長(良い音が)します。
困難がない(叩かない)と、人は成長(音が)しないのですよ、という話です。
一見、すごく不幸に感じた出来事が、その後その人の成長を加速させるそうです。
私事ですが、私もコロナで仕事を半年失いました。
そのつらさはボディーブローのようにジワジワと効きました。
今できる事を精一杯しましたが、悲しく情けなく底なし沼に沈むような苦しさでした。
けれど、この打撃は3つの良いことに気づかせてくれました。
1つは、いつか夫が無職となった時の辛さが分かったこと。
(最初はノンビリできても、半年たてば私と同じ気持ちになりそう)
この苦しさを知らなかったら、私だけが働き、夫が無職でいたら苛立ったかも!?
2つめは、働いて対価を頂けることが、ものすごくありがたいこと。
以前の仕事で一人のお客様から頂いた1,000円の有り難さにチョット泣きました。
3つめは、廃業した人の痛みを自分事に感じられること。
同じ悲しみを知っている人に同情された時、分かってもらえて嬉しかったから。
困難なければ、成長なし。
不幸は一見不幸に見えるけど、そうじゃない。
不幸は成長のための打撃。カルマヨガはそう教えてくれています。