呼吸法で寿命をのばせるって知っていましたか?
呼吸で寿命を長持ちできる呼吸のスゴさを知ってください!
呼吸法は、心をコントロールするため、暑いインドで体を冷やすためなどに
考え出されてました。呼吸は自律神経が半分コントロールしているお陰で、
勝手に呼吸してくれて自然に生きることができます。
もし毎呼吸を自分で自発呼吸しなくてはならなくなったら、
一秒も気を許せなくなるでしょう。ずっと呼吸に意識を向け続けなくては
ならないなんて苦しいですよね。
でもその自発呼吸によって、自律神経の交感神経(緊張)と
副交感神経(弛緩)をコントロールできます。
吸う息は緊張する交感神経、吐く息はリラックスする副交感神経が
優位になります。
それを知ってか知らずか、インダス文明の人々は猛獣に対して
吐く息を長くして心を落ち着けて理性的に対峙しました。
パニックになって後ろ姿を見せて逃げれば、獣は本能で
襲いかかるからです。山中で獰猛なヒグマに会ったら、
後ろ姿を見せずに敵意はないよと穏やかに話しかけながら
ソロリソロリと後ろに下がっていくのが正解だそうですね。
死ぬマネも×です。餌になります。
現代では人々は都市で身を寄せ合っているお陰で
数で自分達を野生動物から守っているのですが、
そんな野生の本能をすっかり忘れてしまった私たちは、
呼吸の仕方も忘れてしまっています。
パニック障害や、頭に血が上りすぎる高血圧症、
心臓がバクバク波打つ動悸や息切れを起こす心臓疾患、
ストレスが原因の糖尿病…などを発症させずに済みます。
呼吸は心臓と連動していて、呼吸を遅くゆっくりすると
拍動もゆっくり脈打つからです。
すべての動物の一生の心拍数は大体決まっているそうです。
人は23億回だと言われます。1分間脈を測り、その数で割れば、
寿命(分)が分かるそうです。心拍数60回で約73年、80回で約55年。
心拍が速いと、それだけ心臓の血液を送り出すポンプを
猛烈な速さで動かし続けていることになるので、劣化が進み
寿命が短くなるそうです。
でも呼吸で心臓をコントロールして寿命を延ばせるのです。
インダスの人々はこの呼吸をコントロールする訓練を行っていたとされます。
ヨガの呼吸法はポーズ(アーサナ)よりも上に位置づけられています。